2023.06.15
日産アリア B9 e-4ORCE limited 東京~軽井沢往復記録 距離約330㎞ 途中充電なし
#アリア #ドライブレポート大容量91kWh駆動用バッテリー搭載の電気自動車「日産アリア B9 e-4ORCE limited」での走行記録をご紹介します。
今回のレポートの概要
車両 日産アリア B9 e-4ORCE limited
走行日 2023年5月27日
天気 晴れ(エアコン常時使用)
乗車人数 2名
距離 332.5km 途中充電なし
全行程所要時間 10時間19分 うち走行時間7時間6分
東京と軽井沢では往復で約300㎞、約1,000mの標高差がありますが、バッテリー残量的にはまったく問題ありませんでした(ドライブ終了時点で航続可能距離100㎞以上)。
事前の想定
関越自動車道の入り口、練馬IC近くの石神井公園から軽井沢まで往復ドライブ
東京~軽井沢は往復で300㎞程度。
以前本EV総合情報サイトでは、リーフ e+で東京~軽井沢往復走行でも途中充電なしで往復しており、それよりも大容量の駆動用バッテリーを搭載するアリアB9 limited(91kWh)であれば、充電の心配はほぼありません。
また、出発時のアリアのメーターでは航続可能距離が474㎞という表示だったので、途中充電および目的地(軽井沢)での充電も不要という前提で出発しました。
なお、軽井沢の方が東京より約1,000m標高が高いので、往路の方がバッテリーの消費が多くなります。慣れないと往路でバッテリーを多く消費して復路が心配になりがちですが、のぼり坂は逆に走ればくだり坂です。復路で往路に比べてバッテリー消費は少なくなります。
実際走ってみたら?
東京→軽井沢
石神井公園を8:49に出発
電池残量 99%
航続可能距離表示 474km
(↓走行距離77.1㎞)
上里SA(下り) 10:17到着
多少の渋滞もありつつ出発後約1時間半走って上里SA(下り)に到着。充電の必要はありませんが、関越自動車道から上信越自動車道に入る前にメーターをチェック。
電池残量 85%
航続可能距離表示 431km
この時点での電費 6.3㎞/kWh
(↓走行距離104.1㎞)
軽井沢 11:24到着
スタートから142.4㎞
上里SA(下り)を出発して約1時間弱、東京練馬区の石神井公園を出発してから約2時間半。
到着時
電池残量 64%
航続可能距離表示 284km
この時点での電費 4.9㎞/kWh
上里SA(下り)を過ぎて、藤岡JCT以降の上信越自動車道はグッと標高が上がるので、電費は6.3km/kWhから4.9km/kWhに。この区間、電費は悪化していますがアリアのトルクフルな走りでのぼり坂も静かにぐいぐい走るので、快適な走行でした。
軽井沢内移動
軽井沢周辺を走行 距離38.8㎞
軽井沢→東京
軽井沢 15:56出発
出発時
電池残量 55%
航続可能距離表示 250km
この時点での電費 5.1㎞/kWh
(↓走行距離151.3㎞)
石神井公園 19:08到着
到着時
電池残量 24%
航続可能距離表示 126km
この時点での電費 5.8㎞/kWh
全行程所要時間 10時間19分
うち
走行時間7時間6分
くだり基調の復路で電費は、出発時5.1km/kWhから到着時には5.8km/kWhに。
到着時のバッテリー残量は24%、航続可能距離126㎞と、十分余裕のある結果でした。
復路は途中休憩なし、ノンストップの走行。
全行程約10時間、走行時間約7時間の日帰りドライブでしたが、高速道路では大部分プロパイロット2.0を使用しての走行だったので、体力的にはとてもラクなドライブでした(一部自分で運転したい時だけプロパイロットをOFFにしていました)。
まとめ
東京~軽井沢往復+α 約330㎞ 途中充電なしでした。
今回は充電しませんでしたが、下記のように高速道路だけでも急速充電器が13カ所27基あり、途中で休憩がてら充電することもできますし、目的地である軽井沢でクルマを使っていない時間に充電することもできるので、通常の使い方であれば電欠の心配はまずありません。
また、NEXCO3社(東日本、中日本、西日本)とe-Moblilty Powerは共同のニュースリリースにおいて「2025 年度までに EV 急速充電器を約 1,100 口に増設します ~2020 年度末から 5 年間で充電口数は約 2.7 倍となります~」と発表しており、今後の電気自動車の台数増に備えています。
今後より快適に使える環境が整う電気自動車、ぜひご検討ください。
上里SA(下り)の急速充電器
三芳PAには上下4基ずつ、上里SAには上下各6基ずつ急速充電器が設置
参考 東京~軽井沢間の充電スポット(高速道路のみ)
東京練馬~軽井沢間の高速道路には急速充電器が13カ所27基あります。
関越道
・三芳PA(上下 各4基)
・高坂SA(上下各1基)
・嵐山PA(上下各1基)
・上里SA(上下 各6基)
上信越道
・甘楽PA(下りのみ 1基)
・横河SA(上下 各1基)
参考リンク
車両は2022年登録の日産アリア B9 e-4ORCE limited(4WD 91kWh駆動用バッテリー搭載車)。なお、同グレードはご注文の受付を終了しております。
乗車人数は常時は2人。
基本的に
一般道:e-Pedal step ON
高速道路:プロパイロット2.0 ON で走行。
エアコンは常時オート25℃に設定。
走り方は流れに合わせています。
電費は、ガソリン車でいう燃費に相当する言葉で、電気1kWhで何キロ走ることができたかを表す数値です。数値が大きくなるほど効率がよいことになります。
プロパイロット2.0は高速道路や自動車専用道路でご使用ください。安全運転をおこなう責任はドライバーにあります。システムの能力には限界がありますので、システムだけに頼った運転はせず、常に安全運転を心がけてください。
なお、本記事中に電池残量等の数値を記載しておりますが、メーカーとして保証するものではありませんので、あくまで一例としてお考えください。
実際のドライブの際には余裕のある計画を立ててお出かけください。
情報は2023年5月時点のものです。