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日産リーフとV2Hで2日半の停電を乗り切った 千葉 西郡さま

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日産リーフとV2Hで2日半の停電を乗り切った 千葉 西郡さま

千葉県千葉市在住

西郡正彦(にしごおり まさひこ)さま

お話をうかがったのは、千葉市にお住まいの西郡さま。24kWhリーフを経て現在(2021年2月時点)はリーフ e+(62kWh)にお乗りのオーナーさまです。

今回詳しくお話をうかがったのは、リーフ e+に乗り換える前のお話でした。

目次

2日半の停電をリーフからの給電で乗り切る

     当時の車両および機器

     9月9日早朝 停電発生

     停電時に使えたもの

     復旧地域に電気を汲みに

     停電時の対応 時系列

現在の車両および機器

平常時のV2H利用方法

少しでも電力のピークシフトに貢献できれば

2日半の停電をリーフからの給電で乗り切る

停電時に給電中の24kWhリーフ 画像提供:西郡さま

停電時に給電中の24kWhリーフ 画像提供:西郡さま


西郡さまは、2019年に発生した「令和元年台風15号 千葉県大規模停電」で被災されましたが、約2日半に渡った停電を日産リーフからの電力供給を活用し乗り切られました。

当時の車両および機器

車両:24kWリーフ 2013年納車

その他:V2H機器(太陽光連携ができないタイプ)、ソーラーパネル (4.5kW)エコキュート

西郡さまはご自身が中学生だった1987年12月の千葉県東方沖地震の時、約3日間に渡る停電を経験。当時は現在のようにインターネットもスマホもなく、情報は乾電池式のラジオからのみ。「とにかく不安」だったそうで、その経験から「電気があればなんとかなる」という思いからV2Hやソーラーパネル等を導入されたとのこと。


9月9日早朝 停電発生

2021年9月9日1時20分時点の雨雲レーダー画面。 画像提供:西郡さま

2021年9月9日1時20分時点の雨雲レーダー画面。大型の台風が関東南部に上陸しようとしているのがわかる。画像提供:西郡さま

2021年9月9日5時59分時点の停電情報画面。 画像提供:西郡さま

2021年9月9日5時59分時点の停電情報画面。ほぼ千葉県全域で停電が発生していることがわかる。画像提供:西郡さま

停電は9/9の早朝4時頃に発生しました。

自宅およびその周辺の状況を確認すると、木が倒れ電線が垂れ下がり、木の枝などいろいろなものが散乱している状況でした。発生から2時間ほど経っても復旧しないということで子供たちが起きてくる前にリーフからへの給電に切り替えました。

2021年9月9日朝の西郡さま宅周辺の様子。 画像提供:西郡さま

2021年9月9日朝の西郡さま宅周辺の様子。画像提供:西郡さま


冷蔵庫、照明、エアコン、井戸のポンプなどを使えるようにし一通りの対策を終えた後は 生活に必要な家電を問題なく使えていたため、 起きてきた子供たちは最初停電には気づかなかったそうです。


停電時に使えたもの

ご近所の方は近隣の親戚のお宅に避難されましたが、西郡さまご家族はリーフからの給電で2日半続いた停電を乗り切ります。

その間前述の冷蔵庫、照明、エアコン、井戸用のポンプの他、携帯電話の充電やパソコン、テレビ、洗濯機などもリーフからの給電で使えました。給電中一度に電気を使い過ぎるとブレーカーが落ちてしまうため、奥様は「これは使っていいか?」という質問をよくされていたそうです。お風呂もエコキュートで新たにお湯を沸かすことはできませんでしたが、既につくったお湯を取り出すことはできたのでシャワーは使えました。

停電時のリビングの様子。2階は使わず1階に集まって過ごした。画像提供:西郡さま

停電時のリビングの様子。2階は使わず1階に集まって過ごした。画像提供:西郡さま

普段とまったく一緒というわけにはいかないものの、リビングにいる限り「少し規模は小さいけど普段のくらしそのまま」だったそうです。


復旧地域に電気を汲みに

スマホでEV充電スポットが利用可能かどうかを確認。9/9停電発生当日のお昼過ぎの状況。画像提供:西郡さま

スマホでEV充電スポットが利用可能かどうかを確認。9/9停電発生当日のお昼過ぎの状況。緑が利用可能、赤が充電中、黄色が停止中。画像提供:西郡さま

災害時の停電は、何時から何時までというように時間が決まっているわけではないので、いつまで続くか不安です。また、復旧は多くの場合地域によって時間差が生まれます。

西郡さまは自宅から5㎞ほど離れた蘇我駅駅前の地域が一足先に復旧していることを確認。事情を説明し日産のお店で「電気を汲み(充電し)」、いつまで続くかわからない停電に備えたといいます。

停電していない(停電から復旧した)地域で充電し、停電した地域に電気を運ぶことができるのは、定置型蓄電池ではできない、電気自動車ならではの機能です。

ちなみ24kWhリーフの電池残量が20~30%になったら充電しに行っていたそうです。

(西郡さまのお宅には太陽光発電機器もありますが、お使いのV2H機器が太陽光連携できないタイプのため、太陽光で発電した電気をリーフに充電することができませんでした。なお、2021年2月現在では太陽光連携できるV2H機器も販売されています)

日産のお店では事情を説明したら快く対応してくれたとのこと。画像提供:西郡さま

日産のお店では事情を説明したら快く対応してくれたとのこと。画像提供:西郡さま


停電時の対応 時系列

9/9=====

4時頃 停電発生

6時頃 復旧しないため対策が必要と判断

    スマホで停電状況確認、外の状況を確認

午前中

・リーフからの給電に切り替え→すぐ落ちる

・分電盤を操作し冷蔵庫、照明、エアコン、井戸のポンプを使えるように

・子供たち起きるが停電には気づかず

・職場に電話し休みに

午後

・スマホでJR蘇我駅付近が停電から復旧したのを確認

・その地域の日産のお店に事情を話し充電→自宅に給電

9/10=====

・太陽光が動き出したタイミングで再度日産のお店で充電→自宅に給電

日中

・停電のため仕事は休暇に

 冷蔵庫、照明、エアコン、井戸のポンプに加えてPC、ネット環境使用

夕方

・翌日に備えて日産のお店で充電→自宅に給電

9/11=====

・太陽光が動き出したタイミングで再度日産のお店で充電→自宅に給電

日中

・停電のため仕事は休暇に

15時頃

停電から復旧


現在の車両および機器

2021年現在、西郡さまは24kWhリーフからリーフe+に乗り換え、24kWhリーフは一時抹消としてナンバーを返却し、蓄電池として利用されています。

車庫の様子。一番奥の青いクルマが24kWhリーフ

車庫の様子。一番奥の青いクルマが24kWhリーフ

<車両>

・リーフ e+

・K13マーチ(奥さま用)

・スカイラインGT-R(R32)

・24kWhリーフ 現在はナンバーを外し蓄電池として利用

<V2H>

・ニチコン製EVパワーステーション 2013年10月導入

以前はGT-Rで通勤しており、ガソリン代が月に35,000円ほどかかっていたそうで、通勤利用目的でリーフを購入されたそうです。ちなみにR32 GT-Rは「絶対手放さない」とおっしゃっていました。


平常時のV2H利用方法

■e+購入前

・平日は通勤利用

・19時~24時 24kWhリーフから給電

・2時半~5時半 24kWhリーフに充電(倍速6kW)

■e+購入後

24kWhリーフを定置型蓄電池。夜充電、日中給電

少しでも電力のピークシフトに貢献できれば

リーフe+は24kWリーフの航続距離を比較すると「感覚的に3倍」と語る西郡さま

リーフe+は24kWリーフの航続距離を比較すると「感覚的に3倍」と語る西郡さま

「62kWhのe+は従来のガソリン車とほぼ同等の性能だと思います。EVはとにかくメンテ費用が安い。私の場合最初の24KWリーフは約7年ほど乗ってますが、メンテナンスでお金がかかったのはタイヤ交換、ワイパー交換ぐらいです。ガソリン車からEVに乗り換えて捨てたメリットものもありますが、引き換えに得たものも大きいと感じています。今後もV2Hでピークシフトに少しでも貢献できればと考えています」

停電時に西郡さまご家族のくらしを支えたEVとV2Hという組み合わせは、いまも西郡さまのご家族の普段のくらしを支えています。


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