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kWとkWhを理解すると電気自動車がもっと分かる!

2025.10.01

kWとkWhを理解すると電気自動車がもっと分かる!

#充電・バッテリー #使い方

電気自動車の充電ではkWとkWhという単位が良く出てきます。
例:この急速充電器は50kWタイプだ
  サクラのバッテリーは20kWhだ

この記事では、水道に例えてkWとkWhをご説明します。

水道に例えてkWとkWhを説明

左:水の勢い(蛇口の太さ) 電力 kW
右:溜まった水 電力量 kWh





水道の蛇口で例えると分かりやすい

kW(キロワット)= 水の勢い(蛇口の太さ)
kWh(キロワットアワー)= バケツに溜まった水の量

kW:充電の「速さ」
kWは「時間あたりにどれだけの電気を送れるか」を表し、充電の速さを示します。

• 3kW:細い蛇口(家庭用の普通充電)
• 50kW:太い蛇口(外出先の急速充電)

蛇口が太い(kWの数値が高い)ほど、早く充電できます。




kWh:バッテリーの「容量」と「使った電気の量」
kWhは「電気の量」を表します。2つの使い方があります

1. バッテリー容量(バケツの大きさ)
• 日産サクラ:20kWh(小さなバケツ)
• 日産リーフ:40kWh(中くらいのバケツ)
• 日産アリア:66kWh(大きなバケツ)



2. 使った電気の量(実際に入った水の量)
• 「今月は150kWh使いました」
• 「1回の充電で30kWh入りました」





kWとkWhがわかるとこんなことがわかる!




①充電時間が予想できる

充電時間が予想できる

充電時間(時間)は「バッテリー容量(kWh)÷ 充電出力(kW)」で単純計算できます。

例:日産アリア(B6グレード 66kWhバッテリー)を充電する場合

家での普通充電(3kWまたは6kW)

• 66kWh ÷ 3kW = 約22時間 または66kWh ÷ 6kW = 約11時間※
• 細い蛇口で大きなバケツを満タンにする感じ



外での急速充電(90kW)

• 66kWh ÷ 90kW = 約45分※
• 太い蛇口で大きなバケツに水をためる感じ

なぜ急速充電は途中で遅くなるの?
バケツが満タンに近づくと、水があふれないよう蛇口を細くするのと同じ。
バッテリーも80%を超えると、安全のため充電速度が遅くなります。

※単純計算の場合。実際の時間はバッテリー保護のための制御などにより数値が異なります。





②電気代の計算が簡単に

電気代の計算が簡単に

電気代は「使った電気の量(kWh)× 電気料金単価」で計算できます。

例:30円/kWhの電気料金の場合

• 66kWh充電 =66 × 30円 = 1,980円





③走行距離が予想できる

走行距離が予想できる

電費とは「1kWhで何km走れるか」を表す数字です。

例:電費が6km/kWhの車の場合

• 66kWhのバッテリー = 66 × 6 = 396km走行可能





まとめ:kWとkWhが分かると…



✓ 充電時間が予想できる:「バッテリー容量 ÷ 充電出力」
✓ 電気代が計算できる:「使用量 × 電気料金単価」
✓ 走行距離が分かる:「バッテリー容量 × 電費」
✓ どの充電器を選ぶべきか判断できる(急いでいるなら高kWの急速充電など)



高速道路のSA/PAの急速充電器

高速道路のSA/PAには複数の急速充電器が設置され、高出力タイプ(赤いマルチ)の設置も進んでいます。




覚え方
kW = スピード(どれだけ早く充電できるか)
kWh = 量(どれだけ電気が入るか・使うか)
これを理解すると、電気自動車の充電が数字で見えるようになり、より計画的に使えるようになります!