
2024.06.27
電気自動車(EV)を家で充電するといくらかかるか問題
#充電・バッテリー電気自動車がガソリン車と最も違う点は、ご自宅で充電できること(充電設備がある場合)。
お客さまと直接お話する機会にそうご案内すると
「家で充電するのっていくらかかるの?」
とご質問いただくことが多いです。
ガソリン車だと一回給油したらどれぐらい。というイメージをお持ちでも、電気自動車だと全然見当がつかないという方も多いので、ご自宅で電気自動車を充電する場合の費用について、簡単な考え方をご紹介します。
(だいたいどれぐらいのお金がかかるかという見当をつけていただくための考え方です。実際にかかる費用は様々な条件によって変わります。あらかじめご了承ください)
家充電の費用はカンタンな計算
家充電の費用は、カンタンな計算で求められます。
電気単価 ✕ 量 =充電費用
電気だとイメージしにくいかもしれませんが、
1個いくらの果物を何個買ったらいくらでしょう?
という算数の問題と同じです。
電気単価を仮に 1kWh30円
量は、日産サクラを充電するとして20kWh
とします。
実際には0から充電することはありませんが、0⇒フル充電の場合を計算してみます。
電気単価 ✕ 量 =充電費用
30円/kWh ✕ 20kWh = 600円
これが、サクラをご自宅で充電する場合にかかる費用の考え方です。
カンタンですよね。
kWhという電気の単位を、個に置き換えると、よりイメージしやすいかもしれません。日産サクラは20kWhなので、リンゴ20個に置き換えてみます。

いかがでしょう?
少しはイメージしやすくなりましたか?
いろんな車種の充電費用(電池容量を変えてみる)
日産の電気自動車の電池容量は
日産サクラ、日産クリッパーEVは20kWh
日産リーフは40kWhと60kWh
日産アリアは66kWhと91kWh
それぞれ計算してみましょう。
1個30円は同じですが、個数が変わるイメージ。

日産リーフは40kWhなので、リンゴ40個に置き換えてみます。
サクラに比べて個数が増えました(バッテリーのサイズが大きくなりました)が、リンゴの個数が増えただけです。
リーフ 40kWh
30円/kWh ✕ 40 kWh = 1,200円
リーフ e+(60kWh)
30円/kWh ✕ 60 kWh = 1,800円
アリア 66kWh
30円/kWh ✕ 66 kWh = 1,980円
アリア 91kWh
30円/kWh ✕ 91 kWh = 2,730円
これもカンタンですね。
安くする方法はある?(電気単価を変えてみる)
野菜の価格が時期や地域によって変わるのと同じように、電気もさまざまな要因で単価が変わります。
電気は、電力会社や、契約プランを変更することができます。
また、電気代の安い時間帯だけで充電をしたりすることも可能。
太陽光発電があるご家庭なら、発電時間帯で充電すれば、費用を抑えることもできます。
仮に25円で計算してみると
日産サクラ・日産クリッパーEV
25円/kWh ✕ 20kWh = 500円
リーフ 40kWh
25円/kWh ✕ 40 kWh = 1,000円
リーフ e+(60kWh)
25円/kWh ✕ 60 kWh = 1,500円
アリア 66kWh
25円/kWh ✕ 66 kWh = 1,650円
アリア 91kWh
25円/kWh ✕ 91 kWh = 2,275円

サクラの場合、最初の例と比較すると、単価が5円変わることで1回の充電費用で100円変わることがわかります。
シミュレーターを使ってみる
電気自動車はご自宅で充電できるだけではなく、ガソリン車同様、外でも充電できます。
なので、充電にかかる費用全体としては
自宅充電費用+外充電費用 になりますが、おクルマの使い方によってはご自宅での充電だけでまかなうという場合も少なくありません(サクラの場合は特にご自宅での充電のみというお客さまが多いです)。
充電費用シミュレーターでは条件をポチポチっと入力すればかんたんに計算できるので、ぜひお試しください。
自宅充電「あり」
遠出回数を「0」
にすると、ご自宅だけで充電した場合(ZESP3なし)が確認できます。

走行距離/月「500」
遠出回数「0」
バッテリーサイズ「20kWh」
電費「6」
自宅の充電器「あり」
電気代「30」
で計算した例。
充電費用シミュレータぜひご活用ください。