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2年連続 全国EV販売台数No.1※軽EVの日産サクラが、いま最も求められるワケ

2024.05.13

2年連続 全国EV販売台数No.1
軽EVの日産サクラが、いま最も求められるワケ

#SPECIAL #タイアップ #サクラ

「朝日新聞DIGITAL」 2024.04.30配信記事より転載



環境意識の高まりを受け、注目度がアップしている電気自動車(EV)。次世代のドライブを叶えたクルマであるEVはどこか遠い存在のように感じている人もいるだろう。しかし、いまや街を走るEVの姿はごく日常の風景となっている。そのEVで最も売れているのが日産のサクラだ。2023年度、サクラの販売台数は、輸入車も含めたEVの約41%を占め、5台のうち2台がサクラという売れ行きだ。企業や自治体がサクラを導入するケースも広がっている。電気で走る軽自動車、サクラ。注目を集める人気モデルの魅力を探ってみよう。

※2022年度(2022年4月~2023年3月)、2023年度(2023年4月~2024年3月) 一般社団法人日本自動車販売協会連合会及び全国軽自動車協会連合会公表資料に基づく日産調べ

これからの軽自動車は、どんな存在になるとよいだろうか?

軽自動車は、日本ならではのもの。普段の買い物での街乗りや細い道の運転など、暮らしを支えてきたクルマだ。だから、単純に目的地まで移動するという軽自動車の役割も、選択肢としてありだろう。ただ、軽自動車に坂道発進や高速道路での合流など「運転のしやすさ」にこだわれば毎日を楽しく暮らせる存在になるはずだ。

そう考えたとき、真っ先に思い浮かぶのが、100%電気で走る軽自動車の日産サクラだ。軽自動車の小回りの良さに加え、高性能とコンパクトさが共存した「今どきのクルマ」。一戸建てであれば自宅で充電できるという手軽さもうれしい。

様々なシーンにフィットする、親しみやすさが発売から多くの支持を集めている理由だろう。

デビュー直後から圧倒的な支持。EVの5台に2台が日産サクラ

EVの販売台数は、ここ数年で一気に増えている。環境への意識のさらなる高まりの中、新型モデルの発売や、輸入車の新規ブランド参入が続き、日本でのEVの販売台数の増加に拍車をかけている。この数年でEV市場は約3倍以上の伸びだ。

日産サクラグラフ修正

※2018年度(2018年4月~2019年3月)~2023年度(2023年4月~2024年3月)一般社団法人日本自動車販売協会連合会及び全国軽自動車協会連合会公表資料に基づく日産調べ

いまや街を走るEVの姿は特別なものではない。EVを次の愛車候補リストの上位に考える人も少なくないだろう。

そのEVの中でもズバ抜けた販売台数を誇るのがサクラだ。2023年度、サクラの販売台数は3万4083台。2022年度に引き続き、2年連続で47都道府県EV販売台数No.1をマークした。これは、軽自動車だけでなく、輸入車のEVも含めた中でのトップ。なんと、2023年度のEV販売台数の約41%をサクラが占めている。EV新車の5台に2台がサクラなのだ。

※日産調べ

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一気に市場に浸透して、瞬く間に市民権を得たサクラだが、その人気の秘密はどこにあるのか?

オーナーの声を集めたところ、「国・地方からの補助金」、「自宅で充電できる(ガソリンスタンドに行かなくてよい)」、「燃料費(電気代)が安くすむ」、「静粛性」、「運転のしやすさ」などが購入時気に入った点の上位だったようだ(2023年3月 日産調べ)。

「コスパ×タイパ」のベストな選択 自宅充電でカーライフをもっと快適に

オーナーが購入時に気に入った点の上位である「国・地方からの補助金」について、サクラは国からの補助金55万円の対象だ。補助金が減額されるメーカーがある中、日産は2年連続で満額回答を得た。車両性能に加え、国内の充電インフラ設備を含むEV普及への貢献が評価された数少ないメーカーなのだ。

実際の使い方によってまちまちだが、ひと月に1000キロ走り、すべて自宅充電でまかなったときの電気代は、サクラなら月に6000円ほどだろう。同じ1000キロを軽のガソリン車で考えると、燃料代は9500円ほど。なお、電気自動車は、出かけた先で充電することもあり、その場合の充電代が別途かかるが、トータルで月に数千円は安く済む。また、電気自動車はエンジンがないので、エンジンオイルの交換費用も不要だ。

※WLTCモードで算出、日産同車格の軽自動車で比較
※走行:1000キロ/月、実電費6キロ/キロワット時、電気代単価31円/キロワット時、
※実燃費18キロ/1リットル、ガソリン単価170円/1リットルで計算
※お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)、整備状況(タイヤの空気圧等)に応じて燃料消費率は異なります。

サクラの充電は簡単だ。ボディー後方サイドの充電ポートの蓋は、ポンと指先のプッシュで楽に開く。次に、自宅の壁などに設置した充電ケーブルホルダーなどからコネクターを持ってきて、カチッと挿し込むだけでいい。帰宅後に充電を始めて、翌朝に出かけるときには充電完了だ。自宅で充電できるのは、とても大きな魅力で、とにかくタイムパフォーマンスがいい。

※ご自宅で充電する場合、電気工事が必要となります。

日産の技術が軽自動車を価値あるものに高めた

EVとしての走りの完成度も高い。実際、サクラに試乗すれば、軽自動車の枠を超えた走りを実感するはずだ。モーターがしっかりと加速する力強さを発揮し、走り出した瞬間からとても頼もしい。フィーリングもナチュラルだ。実際のサクラの使用では日常の買い物や近距離の走行が多いというが、運転のしやすさは重視したいポイントだろう。優れた品質は、これまで電気自動車の革新に力を注いできた日産の高い技術力のなせる業だ。

高い完成度を裏付けるように、デビューした2022年の2月に発表された「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。三菱の「eKクロス EV」とともに最多票を獲得。軽自動車初の大快挙により注目度はさらに高まった。

これまでの軽を超える、洗練されたインテリア

インテリアもサクラの魅力だ。インパネからドアトリムはファブリック張り(布張り)。同じ素材でコーディネートされた統一感によって、上級モデルと見紛うほどのデザインだ。モダンでありながらも「あたたかさ」を備えたサクラのインテリアはプレミアム感溢れ、これまでの軽自動車を超える。しかも、エンジンを持たないから静粛性にも優れる。それが、上質なひとときをもたらしてくれる。

日産サクラインテリア

また、ガソリン車には、燃費性能を引き上げるアイドリングストップ機能を持つものが多いが、エンジンが再始動する際に、音や振動が発生する。そのときの不快さも電気自動車のサクラにはないのだ。これは想像以上の乗り味につながってくる。

小さなボディーや使いやすさなどで、都市部でも活躍。そしてアクセルペダルとブレーキペダルを踏み替える回数を減らしてくれる「e-Pedal Step」も毎日の足として活用した際、運転のしやすさにつながる。しかもサクラなら、あえてEVの軽自動車を選択することで環境への配慮を行っている、という自負を持つことができる。

日産サクラ修正2

洗練されたインテリア、快適な加速フィール、静粛性など、電気自動車のサクラは、日常のちょっとした喜びになってくれる付加価値のある軽自動車。そんな理由で、EVのサクラを選ぶのもありだと思う。

空港で荷物の牽引車として活躍。自治体への導入も

JALエンジニアリングでは、サステナビリティ推進に向けて日産サクラを5台導入した。荷物の牽引車として活躍し「軽自動車とは思えないパワフルさ」、「経済的メリット」、「給油から充電に変わったことによる業務の効率化」などといった声が寄せられている。牽引車にとって「スタート時の加速感」は重要なポイントである。重い荷物を積んでいると発進が遅くなりがちだが、サクラはストレスのない加速が好評だ。また、サクラは格納庫に設置された充電スポットで充電ができるため、これまで給油のために移動していた時間を省き、作業の効率化に貢献している。

また、サクラは運転支援機能「e-Pedal Step」によって減速時には自動でブレーキランプが点灯する。時速30キロ以下で走行するJAL構内ではブレーキペダルに踏み替える頻度が少なく、安全性も向上した。

日産サクラぼかし修正

日産各社で環境に配慮した自治体の取り組みをアシストしている。日本全国の自治体が公用車などにサクラを使用するケースも目立ってきている。環境負荷軽減への取り組みや、管理業務の事務負担削減のほか、公用車として使わない時間帯には市民がカーシェアリングとして利用できる自治体もある。

暮らしに根ざす軽自動車だから求められるもの

サクラの魅力に迫っていくと、優れた実力と、ランニングコストとタイムパフォーマンスのよさが際立つが、毎日に充実感や豊かさをもたらす価値もサクラの美点だ。

変化が激しく、常に新たな正解を求められる時代において賢い選択をするのは難しい。その中で、納得の行く一台はどれだろうか。電気で走り、洗練された内外観も持つ日産サクラ。この軽EVが新たな軽のスタンダードになる日はそう遠くはないだろう。

TEXT:伊藤治彦

【日産サクラ】
一充電走行距離:180km、急速充電時間:約40分、普通充電時間:約8時間(2.9kw充電器)、メーカー希望小売価格:2,548,700円~(さらに国の補助金55万円支給対象)

※WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード
※ 一充電走行距離及び交流電力量消費率は、定められた試験条件下での数値であり、実際の走行条件等により大きく異なります



「朝日新聞DIGITAL」 2024.04.30配信記事より転載