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日産の日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」の取り組みが100件に到達

2020.11.25

日産の日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」の取り組みが100件に到達

#ブルースイッチ

ブルー・スイッチをご存知でしょうか?

ブルー・スイッチとは、日本が抱える地球温暖化や災害対策等の課題を解決するための日産の活動、日本電動化アクションのこと。日産リーフ国内10万台を達成した2018年5月に取り組みの開始を発表し、2020年3月には「第6回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2020」の最優秀賞を受賞しています。

電気自動車や充電器の普及など、電動化によるソリューションの提供を通じて、多くのパートナーと共に取り組んでいる課題解決に向けた活動は、環境、災害対策、エネルギー・マネジメント、観光、過疎化対策など、多岐にわたります。

取り組み開始から約2年半、2020年11月12日に発表した石川県白山地域で締結した「SDGsにおける電気自動車の利活用推進に関する連携協定」により、ブルー・スイッチは累計100件となりました。

内訳は昨今の災害の多さもあり災害時連携協定最も多く73件(自治体67件、企業・法人6件)、それ以外のエネルギー・マネジメント等が27件となっています。

取り組みのいくつかをご紹介します。

災害連携協定

電気自動車の「電気を運べる」「電気を外部に供給できる」機能を災害時に円滑に活用すべく、多くの自治体と災害連携協定を締結しています。

これは、災害を起因とする停電が発生した際、自治体が指定する避難所に、日産の店舗に配備している電気自動車(EV)「日産リーフ」を無償で貸与し、電気自動車(EV)からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命及び身体の安全を守るというものです。

災害連携協定

2019年台風15号 千葉県長期停電における支援活動

合計50台以上のリーフが停電地区の非常用電源として利用されました。

令和元年台風15号 千葉県大規模停電における日産自動車の支援について

前述のように取り組みの中で最も多く、災害時の連携だけではなくその他の取り組みを含む包括的な協定も多くあります。

白山市、金沢工業大学、日産自動車、北陸電力、米沢電気グループ、「SDGsにおける電気自動車の利活用推進に関する連携協定」を締結

白山市、金沢工業大学、日産自動車、北陸電力、米沢電気グループ、「SDGsにおける電気自動車の利活用推進に関する連携協定」を締結

この協定では
(1)白山市山間部におけるEVを活用した地産地消エネルギーの運用
(2)電気自動車(EV)の普及促進、防災・環境・SDGs意識の向上、環境教育
(3)災害時における電気自動車(EV)を活用した避難所運営の支援
を含む包括的な協定となっています。


災害時連携協定は自治体とのものが多いのですが、企業との連携協定もあります。

セコマと日産自動車、災害時における電力供給に関する協定を締結

セコマと日産自動車、災害時における電力供給に関する協定を締結

北海道を拠点にコンビニチェーン「セイコーマート」等を展開するセコマさんと災害連携協定を結んでいます。

エネルギー・マネジメント

電気自動車は走行するだけではなく、従来蓄えておくことが難しかった電気を大量に蓄えておけることも大きな利点です。その特長を活かし、バーチャルパワープラント※構築等の実証実験に代表されるエネルギー・マネジメントなどの実証実験、取り組みも行っています。

EV(V2B)を活用したオフィスビルでのエネルギーコスト・CO2削減トライアルの開始について

EV(V2B)を活用したオフィスビルでのエネルギーコスト・CO2削減トライアルの開始について

NTT西日本さん、NTTスマイルエナジーさんとの取り組み例です。

※1仮想発電所(VPP)と呼ばれ、自治体や企業、一般家庭のお客さまなどが保有している発電設備や蓄電池、電気自動車など、地域に分散して存在するエネルギーリソースをIoTなどの新たな情報技術を用いて遠隔制御し、集約することで、あたかも一つの発電所のように機能させること。

観光

走行中に排出ガスを出さない、電気自動車から外部へ電気を供給できる機能など、電気自動車の特長は観光でも活用されています。

日産自動車の商用電気自動車「e-NV200」から電力供給する「アルプス山岳郷 EVツーリズム 乗鞍 星と月のレストラン」がオープン

※期間限定オープン。現在は営業を終了しています。

日産自動車の商用電気自動車「e-NV200」から電力供給する「アルプス山岳郷 EVツーリズム 乗鞍 星と月のレストラン」がオープン

日産e-NV200からの電力供給で屋外レストランを営業

その他、観光地での環境に配慮した二次交通手段としてのカーシェアサービス導入などもあります。

過疎化(交通弱者)対策

高齢化、過疎化が進む地区では公共交通機関の廃止やガソリンスタンドが減ることにより住民の移動が困難になるといったことが起きています。そのような課題に対して電気自動車の特長を活かした取り組みも行っています。

「いわき市、中山間地域でのボランティア輸送」に 商用電気自動車「e-NV200」の採用が決定

「いわき市、中山間地域でのボランティア輸送」に 商用電気自動車「e-NV200」の採用が決定

地域のお年寄りの買い物を電気自動車がサポート


ご紹介したのは100件の取り組みの一部です。

電気自動車は単なる移動手段の枠を超え、社会のインフラの一部として地域や人に寄り沿う不可欠な存在になりつつあります。日産自動車は、「クルマが人々の生活と社会を豊かにする未来」の実現を目指し、引き続き日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」活動を推進してまいります。

取り組みは随時WEBサイトに掲載してまいります。

今後もぜご注目ください。

日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」ウェブサイト

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