2018.08.02
電気自動車(EV)だからできる体験を。富士スバルライン
#EV関連ニュース#甲信越
日産自動車の浅井です。
一般の車両の入場が規制されているような場所でも、排気ガスを出さない電気自動車なら乗り入れることができる場所があります。
たとえば富士山。
富士山の山梨県側、富士スバルラインでは、今年2018年も、7/10から9/10までマイカー規制が行わます。その期間、一般の車両は走行できないのですが、電気自動車(EV)と燃料電池車は走行が可能です(要手続き)。
そのことをPRするため、山梨県、富士北麓6市町村主催、EVオーナーズクラブ共催で、先日「EV・FCVパレードラン」が行われました。
富士北麓駐車場に多くのEV・FCVが集合
リーフをはじめ国内外のEVが30台以上集まりました。
山梨県エネルギー政策課の井出博幸課長補佐、日産リーフの開発責任者佐々木、EVオーナーズクラブのお二人のトークでイベントがスタート。
記念撮影後、いよいよ富士山五合目へ向けてパレードランです。
マイカー規制 案内板
いきなり富士スバルライン入口に行っても入れません。
EV・FCVで富士スバルラインを走行する場合は、事前に富士北麓駐車場で車検証を示して確認証の交付をしてもらう必要があります。
富士北麓駐車場は晴れ・曇りでしたが、富士スバルラインの途中からは大雨に。
五合目駐車場ではプロパイロットパーキングのデモ等も予定されていたのですが、雷も鳴っており、残念ながら中止に。
以前このブログでも紹介した同じようなアングルの写真をご紹介すると
こんな感じで雲がクルマと同じ高さに。
富士山も(立っている場所も富士山ですが)こんな感じにより近いです。
パレードランにはリーフオーナーさんも多く参加されていました。
ちなみに。
「電気自動車で富士山登れるの?」
とお思いの方もいらっしゃると思うので
データをご紹介しますね。
日産ルートプランナーで距離と標高差を確認しました。
富士北麓駐車場から富士山五合目までは
距離約28㎞
標高差約1,200m
です。
富士山のふもと~富士山五合目の走行で
登りでどれぐらい電気を使い
くだりでどれぐらい回生するのでしょうか?
当日の朝
河口湖役場で念のため85%まで充電
富士山五合目到着時 48%
北麓駐車場でメーターリセットしてます(写真撮り忘れ......)。
登り
河口湖町役場→富士山五合目 28.5㎞走行
37%減 85%→48%
3名乗車
くだりは
ふもとの登り坂ホテルまで走行。
28.9㎞走って48%から55%に
くだり
富士山五合目→登り坂ホテル 28.9㎞
7%回生 48%→55%
4名乗車
登りもくだりも3~4名乗車で窓が曇るのでエアコンON、外気温は低いとは言え暖房だと暑いの冷房ONでした。
北麓駐車場をはじめ河口湖周辺には充電スポットがたくさんあります。
(充電スポット検索でご確認ください)
日産リーフ(40kWh)なら、ふもと出発時に50%程度の電池残量があれば充分登って、くだれます。
電気自動車オーナーの皆さま
この夏、富士山で電気自動車だからこそできる体験、いかがでしょうか?
(モニターやレンタカーなど、初めての電気自動車ドライブでの富士山行きはおすすめしません)
急な登り坂でもラクラクと、そしてグイグイと登るモーターの力強いトルク。くだり坂では、いかに回生を使いどれだけエネルギーを取り戻せるか。
電気自動車ならではの走行性能・楽しみ方もご堪能いただけると思います。
参考リンク
富士山有料道路 富士スバルライン マイカー規制について
静岡県富士山マイカー規制
静岡側は須走口(ふじあざみライン)が通行可能